SNSを活用したプロモーション成功事例

SNSプロモーションは、InstagramやTwitter、TikTokなどのSNSを使って行うマーケティング施策のことをいいます。幅広い世代に効率的にアピールできるのはもちろん、高い拡散力もあり認知を広げやすい特徴があります。上手に活用すれば新規フォロワーを短期間で獲得するのはもちろん、継続利用を促すことにも繋がります。
SNSプロモーションについてもっと知りたい、製品やサービスを効果的に宣伝したいと考えている担当者の方もいるのではないでしょうか。
SNSプロモーションについて、実際に成功した企業の事例を紹介します。
自社にあったSNSマーケティング施策に悩んでいる人は参考にしてみてください。
この記事でわかること
- SNSプロモーションで得られる効果
- SNSプロモーションの種類
- SNSプロモーションの成功事例
1. SNSプロモーションとは?効果
SNSプロモーションは、SNSを使い商品やサービスの認知や販売促進を行うことです。
SNSの種類によっても違いますが、ブランディング、見込み客の獲得にも繋がりやすいといわれています。これは、SNSのリツイートやシェアなどの拡散機能があり、他の広告よりも高い拡散力が期待できるためです。
また、他の広告方法と比較しても低コストで製品やサービスの宣伝ができる良さもあります。メディアを使った広告形態だと、正確に効果を測定できないだけでなく多額の費用もかかるようになります。SNSはアカウント作成は無料ですし、効果測定も行いやすくインプレッション数やエンゲージメント率を出しやすいといわれています。
SNSプロモーションの需要が高まっている背景としては、ユーザー層の拡大が大きく影響していると考えられています。SNSを使っている人の割合は全体の80%になり、10代・20代を中心に高齢の方にも多く利用されています。
年々利用率が高まっていることも、企業がSNSプロモーションを行う理由です。
2. SNSプロモーションによって得られる効果
SNSプロモーションにはたくさんのメリットがあるもののその効果について、イメージできていない人もいると思います。具体的にどんな効果が得られるのか、詳しく説明します。

ユーザーとの交流に繋がる
SNSプロモーションは、ホームページやWEB広告よりもユーザーと直接交流ができる点が大きいと思います。リアルタイムに交流を楽しめることもありますし、リアクションが感じやすく、マーケティングにも活かしやすくなります。
ユーザーの反応は良い点だけでなく悪い点のリアクションも把握できますし、商品やサービス開発にも繋げやすくなります。
例えば、ロッテ雪見だいふくのようにInstagramやTwitterを使い、事前に企業側でテーマを決めユーザー参加型の動画投稿+ハッシュタグチャレンジを行い注目を集め美味しさをアピールする方法もあります。
ドン・キホーテでは、抽選で2万人にクーポンコードが当たるプレゼントキャンペーンを行い、アカウントのフォローとリポストを応募条件としました。キャンペーン用の動画を使い、ユーザー参加型でアピールしていることがわかると思います。
SNSプロモーションのメリットともいえる部分だからこそ、積極的に交流を持つことでコミュニケーションの機会を増やしていきましょう。
認知度を高めて繋げやすくなる
SNSプロモーションを使って情報発信すると、普段からWEB広告を見ていないユーザー層に対しても効率的にアプローチすることに繋がります。
SNS拡散力が高く、拡散するスピードの早さでも知られています。バズるという言葉もあるように、爆発的に知名度を上げることも可能です。興味のあるユーザーはもちろん、見込み客に対してのリーチ力の高さも、他のメディアとの違いと言えるでしょう。
また、SNSプロモーションはコミュニケーションが一方通行になりにくい点も特徴です。他のメディアでは情報を発信するものと受信者の役割が明確になってしまい、流れが一方通行になってしまいがちです。SNSプロモーションはコメント機能やDMなど双方のコミュニケーションを通して、認知度を高めることも可能です。
ターゲティングオーディエンスの明確化を行い、誰に向けて情報を発信するのか明確にすることでSNSの効果を高めることにも繋がります。ターゲット層を分析できれば、データに基づいたプロモーションを発信し、共感を得やすくなります。
広告のコストを抑えられる
SNSプロモーションは、他の広告と比較しても低コストで施策が出来るのも特徴です。メディアで宣伝するような広告形態になると多額の費用がかかってしまいます。SNSアカウントは無料で作成できるので、施策によってより高い効果を生み出すことにもなります。
他にも、他のメディアでは広告の配信期間が終了すると接点そのものがなくなってしまいます。SNSプロモーションは、自社のメディアとして資産を積み上げることも可能です。
できるだけ費用を抑えつつプロモーションをしていきたいと考えている企業にとっても、SNSプロモーションは使いやすい方法と言えると思います。
2. SNSプロモーションにはどんな種類がある?
SNSプロモーションには、具体的にどんな種類があるのでしょうか。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 主に画像や動画をメインにしたSNS。10代~30代のユーザーが多く、ハッシュタグを使ったもの、ライブ配信、インフルエンサーマーケティングなど多様な方法がある。ユーザーに共感してもらうことでファンを獲得することも期待できる。 | |
| X(Twitter) | 140文字以内のテキストを主体としたSNSで、リアルタイムの投稿からトレンドの傾向を確認する事もできる。フォロー&リポストによるキャンペーンや、ハッシュタグ、広告配信などがある。ユーザーとの距離も近いのでファン獲得に繋げやすい。 |
| LINE | 日本全人口の7割が使うSNSになり、公式アカウント数は30万件を超えている。広告配信やライブ配信、メッセージ配信やクーポン配布、ショップカードの作成などを行うもの。 |
| TikTok | 音に合わせてショート動画を配信するSNS。10代の利用者が多く、方法発信やハッシュタグキャンペーン、プロモートによる広告配信がある。TikTokを使い、新しいブランド商品やサービスを発見することも多いと言われ、認知拡大を狙えます。 |
| 本名でないと登録できないSNS。そのため信頼性が高く30代がメインで使用している。情報発信や広告配信を行うこともある。詳細なターゲティングができるので、学歴や職業などライフステージに合わせて精度の高いターゲティングを行うこともできる。 | |
| YouTube | 動画を共有するためのSNS。幅広い年代層が使っていることも特徴になり、YouTubeLiveによるリアルタイム配信や、広告、インフルエンサーマーケティングなどの幅広い使い方ができるのも特徴。YouTubeで目にした商品は購入する確率が2倍になるとも言われている。 |
3. SNSプロモーションで成功した事例
SNSプロモーションは企業にとっても商品やサービスの認知度を高め、ファンを獲得するためにも重要な方法です。そのため、さまざまな企業が、SNSプロモーションを取り入れ、広告として使っています。実際にSNSプロモーションを使い成功した事例について、詳しく解説していきたいと思います。
CAINZ「となりのカインズさん

引用元:となりのカインズさん(https://magazine.cainz.com/)
ホームセンターのCAINZは、オウンドメディアを使ったプロモーションに力をいれています。実際の店舗でお客さんと店員が1:1で接客するだけでなく、オンラインでもその機会を増やしています。商品を取り上げた記事をもとに、どの層に購買の変化があったのか、仮説検証を行い、商品開発にも繋げています。商品の使い方はもちろん、育て方も含め紹介しています。となりのカインズさんはPV数も確実に伸びており、店舗での売上拡大やメディアからの問い合わせの機会にも繋がっています。
明治「きのこの山・たけのこの里総選挙」

引用元:明治(https://www.meiji.co.jp/products/brand/kinotake/cmp/daichosa2020/)
チョコレート菓子ブランドの明治が行っているのが「きのこの山・たけのこの里総選挙」です。SNSを活用しつつ、大々的なプロモーションを実施することで広く認知されどこでも手に入るロングセラーだからこそ、購入のきっかけを増やすことにも繋がっています。その年によってもやり方は違うものの、対象商品を購入するもしくはネットから投票できることから参加しやすい仕組みにしています。ユーザーとのコミュニケーションの機会を増やしファンとの繋がりを持つ機会を増やしています。投票数も延びており、時期によっては前年同月比140%の売上達成にも繋げています。
大塚製薬「ポカリスエット」
@pocarisweat_jp #踊ッチャイム チャレンジ動画結果発表 ●ダンスすごかったで賞 太成学院大学高校(@太成学院大学高校ダンス部) 審査員:ginjiroさん(@ginjiro👉👈) ●いい汗かいたで賞 白鵬女子高等学校(@OBSIDIAN / 白鵬女子高等学校ダンス部) 審査員:泉ノ波あみさん(@あみです、どうも。(20時投稿)) ●みんなで盛り上がったで賞 神奈川県立百合丘高校(@神奈川県立百合丘高校ダンス部) 審査員:Hoodie famさん(@🕺🏼Hoodie fam🌏 ♬ 踊ッチャイム – ポカリスエット
引用元:ポカリスウェット【公式】TikTok
ポカリスウェットは若い世代を中心に愛されている清涼飲料水です。TikTokを使い「歌っている動画を投稿してもらう」プロモーションを実施しました。ターゲットを学生のみに絞ったことで歌っている動画を投稿してもらう参加しやすい内容を実施しています。ポカリスウェットは、コロナの時期にも学生が歌の練習をして撮影までの流れを作品として残す取り組みも行うなど、コミュニケーションを積極的にとる工夫をしています。NEO合唱など若い世代に寄り添いながら進めてきたことが伝わるプロモーションを多く手掛けています。
株式会社ポケモン「ポケモン・ウィズ・ユー」
ポケモン・ウィズ・ユーは、もともと2011年の東日本大震災の復興プロジェクトを目的に実施された社会貢献活動の一環です。地域ごとにポケモンの推しを選んで地域やポケモンの魅力を発信する取り組みを続けています。日本のみならず、海外でも話題になったプロモーションになり、多くの人に興味を持ってもらうためのきっかけにもなっています。また、SNSプロモーションではないものの、観光スポットなど各地のポケモンのマンホールが設置され、多くの人が足を運んでいます。ご当地ポケモンマンホールは今も残っているので、探してみるのも楽しいのではないでしょうか。子供から大人まで一緒に楽しめる取り組みと言えるでしょう。
UNIQLO「UNIQLO LIVE STATION」

引用元:UNIQLO LIVE STATION(https://www.uniqlo.com/jp/ja/livestation/)
衣料品大手のUNIQLOでは、「UNIQLO LIVE STATION」の取り組みも行っています。コロナ渦でお店にてお客さんとのコミュニケーションがとりにくくなったことがきかっけとなり、課題を解決する目的でライブ配信のプロモーションを行うようになりました。商品を紹介するためのライブ配信をするのはもちろん、コメントが出来る仕様になっています。コメントに対して反応もできるので一方通行になることもありません。若い世代を中心に効果的なプロモーションとしても知られています。
JR東海リテイリング・プラス「駅弁おみくじキャンペーン」
引用元:JR-PLUS 鉄道部 X(Twitter)
JR東海リテイリング・プラスの「駅弁おみくじキャンペーン」は、ユーザーがアカウントをフォローしてGIF形式のおみくじをタップすると瞬時に結果を確認できる仕組みです。直感的な方法でもあるからこそ、誰でも気軽に参加出来ますし抽選1,000ポイントプレゼントのような実用的なものも多くたくさんの参加者がいたキャンペーンとしても知られています。30万件以上のインプレッション数を集めたことや、リポストの多さも確かです。おみくじを引いたあとにスクショ画面に#車窓食堂 #駅弁キャンペーンをつけて投稿します。
ミスタードーナツ
引用元:ミスタードーナツ Instagram
ドーナツ専門チェーン「ミスタードーナツ」は、2010年頃よりドーナツブームが去ったことや健康志向の高まりもあり赤字が続いている時期がありました。収益を改善させ、新商品の開発を行う目的でSNSプロモーションを積極的に行うようになりました。公式ラインでは、新商品やキャンペーン情報を積極的に配信しリピーターを増やすことや、Twitterでもハッシュタグを積極的に取り入れ、フォロワーがツイートするための働きかけをしています。Instagramでは新商品など最新情報を中心に発表するようにしたり、新しいドリンクの楽しみ方を動画と一緒にアップするなどの工夫もしています。全体的に親しみやすく誰でも読みやすいイラストや写真を中心にした投稿を行っているのも特徴です。
マクドナルド
引用元:マクドナルド X(Twitter)
マクドナルドは積極的に広告を出している企業の一つです。メディアでの印象も強いかもしれませんが、Twitterやニコニコ動画などSNSに合わせたマーケティングを行っています。近頃話題になったのは、TwitterにAIを活用したアニメプロモーションを取り入れたことです。最先端のアプローチ方法でもあり、見た人に多様な反応を引き出し興味を持ってもらうための内容でもあります。多くの人の話題となったことで拡散を促進することに成功しています。インフルエンサーマーケティングも行ったプロモーションもありますし、人気商品の販売時に商品名の一部を伏せる施策を行い、バズらせるマーケティングにも成功しています。情報発信をそのまま投稿するのではなく一工夫いれたり、企画と合わせて展開しているのもマクドナルドの面白さです。
伯方の塩
引用元:伯方塩業株式会社(伯方の塩) X(Twitter)
伯方の塩といえば、どのご自宅でも見かける老舗調味料の一つです「は・か・た・の・し・お」というおなじみのフレーズが印象深い人もいるのではないでしょうか。長年続けてきたフレーズを歌う二代目声優を募集するプロモーションを行いました。幅広い世代に愛されてはいますが、若年層にも知って欲しいとTwitterを使い声優を募集したところ、驚くほどの盛り上がりをみせたくさんの応募がありました。参加するためには、有名なフレーズを歌って録音するだけの手軽さも高く評価された理由の一つです。参加型のコミュニケーションのなかでも、大きな話題となった事例です。
ホテル椿山荘東京
引用元:ホテル椿山荘東京 X(Twitter)
ホテル椿山荘では、Twitterを使い「記念日を過ごすならあなたはどっち?キャンペーン」として、投票式のプロモーションを実施しています。選択したうちの投票数が多かった方に投票した人のなかで、抽選で5組にディナー券をプレゼントするものです。誰もが憧れる椿山荘で行われたSNSプロモーションを実施することで、若い世代にもアピールできたこと、自社ブランドの魅力を多くの人に伝えるきっかけにもなりました。
4. まとめ
SNSを活用したプロモーション事例を見ると、それぞれの企業に適した内容を実施することで、より多くの人に知ってもらうきっかけになるのがわかると思います。また、参加条件の敷居が低く誰でも気軽に参加してもらえるかどうか、話題性も重要です。自社にあったSNSプロモーションを探すためのポイントにしてみてください。