【2025年最新版】Threadsインサイトの分析方法・使い方を解説!

Threadsインサイトは、Threadsアプリ内で利用できるデータ分析ツールです。
アカウント全体の動きや、各投稿がどの程度反応を得ているかを数値として確認することができ、運用の改善に役立てることができます。アカウントの成長状況や投稿ごとの反応傾向を把握することで、ユーザーに適したテーマや伝え方が見えやすくなり、継続的な運用の精度を高めることができます。
本記事では、Threadsインサイトの見方だけでなく、データをどのように解釈し、運用へと反映していくかのポイントも紹介しています。
ぜひ、今後のアカウント運用やコンテンツ制作に活用してくださいね。
この記事でわかること
- 自社アカウントの投稿分析、レポート作成に使える Threadsインサイトについて
- Threadsインサイトで分析できる数値
1. Threadsのインサイトについて
Threadsのインサイトはスマホアプリ版のプロフィールページにアクセスし、プロフィールページ内の「インサイト」オプションをタップするとアカウント全体や投稿ごとのインサイトを確認することができます。

Threadsのインサイトを使用するには、フォロワーが100人いることと、プロフェッショナルアカウント(クリエイター/ビジネス)への切り替えが必要です。(連携しているInstagram側でプロアカウントに設定されていれば、追加の対応は不要です)
Threadsのみで切り替える場合は、次の手順で切り替えてください。
- プロフィール → 右上「=」
- 「設定とプライバシー」
- 「アカウントの種類とツール」
- 「プロアカウントに切り替える」
- 「クリエイター」または「ビジネス」を選択して完了
設定後、Threadsアプリを再起動するとインサイトが利用できるようになります。
Instagramからプロアカウントに切り替える手順については以下の記事で紹介しています。
【SNS運用者必見】自社アカウントの分析に最適!Instagramインサイトについて
2. InstagramとThreadsインサイトの違い
InstagramとThreadsは同じMeta社のサービスですが、ユーザーの利用目的や投稿スタイルが異なるため、確認できるインサイト(分析データ)にも特徴があります。
①利用できるデータの範囲
Instagram ではフィード投稿だけでなく、リールやストーリーズなど複数の形式に対して詳細なデータを確認できますが、Threadsはシンプルな投稿が中心となっており、分析対象も主に通常投稿に限られます。
そのため、Threadsでは「どの投稿が会話を生みやすかったか」という視点での分析が重要になります。
②エンゲージメント(反応)の種類
Instagramでは「保存」「シェア」「プロフィールアクセス」など、ユーザーの行動を多面的に測定できますが、Threadsでは「返信」「いいね」「リポスト」が主な指標です。
特にリポストは、ユーザー同士の会話が広がるきっかけとなるため、拡散の要として重要な指標となります。
③フォロワー/非フォロワーへの届きやすさ
Instagramでは、フォローしていないユーザーにも投稿が届きやすい仕組みが強化されていますが、Threadsでも同様にアルゴリズムにより関連性の高い投稿がおすすめ表示されるため、フォロー外のユーザーの投稿もタイムラインに自然に流れてきます。
ただし、Threadsでは既につながっているユーザーとのやり取りも重視されており、関係性の深いユーザー同士の会話が中心に展開される傾向があります。されます。
④投稿内容で重視されるところ
Instagramでは視覚的な魅力が重要で、写真・動画・デザイン性がユーザーの反応に大きく影響するプラットフォームです。
一方、Threadsはテキスト中心のカジュアルな発信が受け入れられやすいという特長を持ちながらも、画像や動画を添付した投稿もエンゲージメントを高める傾向があり、視覚要素を活用した投稿が伸びている印象も見られます。
自然なコミュニケーションがベースにあり、コンテンツの工夫次第で反応を広げやすい点がThreadsの魅力です。
このようなプラットフォームでの違いを理解することで、Instagram運用との差別化を図る事ができます。
3.アカウント全体(インサイト)
アカウント全体のインサイトを確認することができます。
以下の指標を確認することで、アカウントがどのような評価をされているのかを分析することができます。
①合計閲覧数
∟閲覧のソース(ホーム/検索/プロフィール/アクティビティタブ/Instagram)

※数値はイメージです
②合計インタラクション数
∟タイプ(いいね/返信/引用/再投稿)

※数値はイメージです
③フォロワー数
∟トップの地域、性別、年齢層、トップ投稿

※数値はイメージです
アカウント全体のインサイトを分析することで、フォロワーの傾向やアカウントに対する評価を把握することができます。
これにより、ターゲットに対して投稿が届いているか、興味・関心を引けるアカウント構築ができているかを確認することが可能です。
例えば、前月と比較して閲覧数は多いのにインタラクションが低い場合は、投稿内容に改善の余地があると考えられるため、アカウント全体インサイトと後述する「3,投稿インサイト」を組み合わせて分析することで、より解像度の高い改善ポイントを見つけることができます。
4,投稿(インサイト)
各投稿ごとに詳細なインサイト(分析データ)を確認できます。各投稿に表示される「インサイトを見る」をタップすると、投稿ごとの詳細データが表示されます。

投稿を確認する際は主に
- 閲覧数
- 閲覧のソース(ホーム/検索/プロフィール/アクティビティタブ/Instagram)
- インタラクション数(いいね/返信/引用/再投稿)
- フォロー数
を確認することで、どの投稿がユーザーの反応を得やすいのかがより明確になります。
しかし、Threadsにおいては単なる情報発信にとどまらず、共感や会話を生むコンテンツ設計が重要である傾向があります。
そのため、投稿内での反応だけでなく、ユーザー同士の交流(返信、引用)をまずは重要視し、発信するコンテンツが広がるかという点も考え、分析していく必要があります。
以下の記事では参考になる他企業のアカウントや投稿も紹介しているので、よければご覧ください。
【運用担当者必見】 Threads(スレッズ)の使い方と活用事例
5.まとめ
Threadsはコミュニケーションを重視したSNSであるため、ユーザーの共感や会話につながるコンテンツが必要になります。
トレンドのチェックやトピックのタグ付けも有効ですが、まずはインサイトの数値を分析し、PDCAを回しながら「自社アカウントらしい発信スタイル」を確立していくことが大切です。
そうすることで、ユーザーが安心して反応したり、コミュニケーションに参加しやすい場を作ることができます。また、Threadsのユーザー数は増加している一方で、企業アカウントの参入はまだ多くありません。
そのため、伸びしろが大きい一方で、運用の形はまだ模索段階とも言えます。
まずはインサイトを活用した分析とコンテンツ設計に注力し、自社にとって成果につながる運用方法を見つけていきましょう。