今日から参考にできる!noteの運用方法と活用事例

最近、企業の情報発信ツールとして「note(ノート)」が注目されています。
もともとは個人がエッセイや写真、イラストなどを投稿するサービスでしたが、今では企業が自社のストーリーを伝えたり、採用や商品紹介に使ったりと、ビジネスシーンでも活用が広がっています。
noteを運用することで企業にどのようなメリットが有るのか、そもそもどのように活用すればいいのかなど、疑問を持っている方も多いかもしれません。
本記事では、noteの基本から企業での活用方法、実際の事例まで、分かりやすくご紹介します。
これからnoteを始めたい人も、すでに使ってるけどあまり活かしきれていない…という方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事でわかること
- noteに関する基本的な知識
- noteを企業で活用する方法
- noteを運用するメリット
1,noteとは

noteは、「誰もが創作を始め、それを続けられる環境をつくること」という、安心感のある環境や、多様な価値観を尊重したクリエイター視点の設計を大切にしています。
文章・画像・音声・動画など、さまざまな表現でクリエイターが自由に発信し、ユーザーはそのコンテンツを楽しんだり、応援したりすることができます。
2025年2月末時点で会員登録者数が938万人を達成。
月間アクティブユーザー数は6,574万人と、前年比で28%の増加を記録するなど、利用者の拡大が続いています。
参考:累計20万人のクリエイターが収益化、年間販売総額は170億円超!11周年を迎えたnoteで広がる、クリエイター経済圏
ブログとの違いは?
広告表示がない
noteは広告を掲載していないため、視覚的にシンプルで読みやすい画面設計が保たれています。これはランキングと同様に、無理に注目を集めようとする過激な表現を抑制し、ユーザーにとって快適な体験を提供するための方針です。
ランキング機能がない
閲覧数などに基づく記事ランキングが存在しないため、アクセスを狙った過激なタイトルや煽り気味の内容の記事が生まれにくい設計となっています。結果として、投稿する側はより自由に多様なコンテンツを発信しやすく、閲覧する側も落ち着いた環境で安心して記事を楽しめます。
ユーザー層が20〜40代
noteの利用者は20代から40代が中心で、なかでもビジネスパーソンの割合が高いことが特徴です。こうしたユーザー層をターゲットに含む企業にとっては、自社の考え方やストーリーを訴求していき段階的に顧客を獲得していくために適したメディアといえるでしょう。
コンテンツの販売が可能
コンテンツは、有料で販売することができます。一般的なブログのように広告収益やアフィリエイトに依存するのではなく、noteはコンテンツ販売にかかる手数料を主な収益源としています。この仕組みにより、クリエイターのモチベーションを高め、質の高いコンテンツの投稿を促進し、note全体の価値向上にもつながっています。
2,企業がnoteを活用するメリットとは

企業がnoteを活用する目的は多岐にわたり、プロモーションやブランド構築、コミュニティ形成、採用活動(リクルーティング)などが挙げられます。
運用スタイルも柔軟で、企業名義でアカウントを運営するケースもあれば、経営者や担当者が個人名で発信するケースもあります。こちらは 4,noteの企業活用事例でもご紹介いたします。ターゲット設定においては、まずは顧客や明確なニーズを持つ層(顕在層)を優先し、そこから関心度の異なる顧客ユーザーへコンテンツを段階的に広げていくようなイメージで設計すると効果的です。
まず、ホーム画面下部にある投稿アイコン(+やペンのマークなど)をタップします。投稿画面が開いたら、以下の操作が可能です。
noteのメリットとは?
検索エンジンに強い(SEO効果)
ドメインからの信頼性が高く、コンテンツの表示速度も速いためGoogleなどの検索エンジンで上位表示されやすいという強みがあります。SEOキーワード設計を意識して記事を投稿すれば、検索流入からの新規ユーザー獲得も期待できます。
また、SNSとの親和性も高く、拡散されている投稿との連動により、ひとつの記事が新たなユーザー層との接点として機能する点も特徴です。
ECとの連携で販売にもつなげやすい
BASEなどのECサービスと連携可能で、記事内に商品リンクを埋め込むと、商品名や価格、画像などがカード形式で表示されます。これにより、商品紹介や販促からスムーズに購入導線へとつなげることができ、コンテンツを起点とした購買体験や顧客層の獲得も可能です。ています。
すぐに始められるコンテンツ運用
オウンドメディアを持っていない場合でも、noteを活用すればサイト構築などの準備なしに、すぐに情報発信をスタートできます。プラットフォーム自体の利用は無料で始められるため、必要最低限の人的・金銭的コストでコンテンツ運用を立ち上げることが可能です。
集客しやすいプラットフォーム特性
noteは、2025年2月末時点で会員登録者数が938万人を超えており、また他SNSとの連携も可能なため、既存の自社サイト以上に多くのユーザーと接点を持てる可能性があります。さらに、noteの読者層を巻き込んだキャンペーンも実施できるため、認知の拡大やブランドイメージの向上につながるようなコミュニケーション施策も展開しやすくなっています。
3,noteの運用方法とは

①運用の目的を明確にする
まずは、noteを通じて何を達成したいのか、運用の目的を明確にしましょう。
たとえば、採用広報として自社の雰囲気や働き方を伝える、ブランディングとして企業の理念や取り組みを紹介する、あるいは商品・サービスにまつわるストーリーを発信して顧客との接点を深めるなど、目的に応じた発信テーマを定めます。
目的が定まると、コンテンツの方向性や表現のトーンがブレにくくなります。
②投稿体制と運用フローの構築
定期的にコンテンツを発信することで、ユーザーとの接点を継続的に持つことができます。そのためには、社内での運用体制の整備が重要です。
具体的には、以下のようなフローをあらかじめ設定しましょう
- コンテンツの企画立案(テーマ決め、ネタ出し)
- 投稿スケジュールの策定(例:毎週水曜更新など)
- 執筆・編集・校正の役割分担
- 社内レビュー・承認フローの明確化
最初は暫定的なルールでスタートし、実際に運用しながら柔軟に改善していくスタンスが大切です。
③KPI(運用指標)を設定する
noteの運用成果を可視化し、改善につなげるためにはKPIの設定が不可欠です。
noteで確認できる主な指標は次のとおりです
- 全体ビュー(どれくらい見られているか)
- コメント(読者からのコミュニケーション・つながりの深さ)
- スキ数(読者からの評価・共感)
ビュー数が伸びない場合はタイトルやシェア方法の改善、コメントが少ない場合は読者に問いかける工夫、スキ数はコンテンツの質のバロメーターとして運用の参考にしてみましょう。
4,noteの企業活用事例
KIRIN
KIRIN公式アカウントです。
投稿頻度は月1本以上を維持しており、キャンペーンやイベントがあるタイミングでは10本近くの投稿が行われることもあります。
「これからの乾杯を考える」というタグラインのもと、noteのコンテンツはユーザーの関心度に応じた3層構造で運用されています。
最上層:共感を呼ぶエピソードなどを通じてブランドを広く認知してもらうことを目的としたライトな内容。
中間層:企業の想いや取り組みを深掘りすることでブランド理解を促し、ファンの育成につなげる。
下層:サービス紹介や導入事例、採用情報など、具体的な行動を促す実用的なコンテンツを発信。
このような構成により、読者との接点づくりから関係構築、行動喚起までを一貫して支援しています。
こちらの記事はキリンが開発した世界初のアルコール度数0.00%のノンアルコール・ビールテイスト飲料「キリン フリー」を通じて、飲酒運転ゼロを目指す社会的使命を強調しています。

単なる商品紹介ではなく、「飲酒運転をなくしたい」という強い想いを軸に、開発の背景や技術的挑戦を丁寧に描写し社会課題に正面から向き合う姿勢は、ブランドへの信頼や共感を生む力があります。
製品の機能だけでなく、そこに込められた理念や未来へのビジョンを伝えることで、noteを活用したストーリーブランディングの好事例となっています。
そのほか、テーマごとに投稿をまとめた「マガジン」機能も効果的に活用しており、自社制作だけでなくユーザーによる関連投稿も取り上げるなど、noteをコミュニティのように運営している点が特徴です。している点が特徴です。
Netflix
メンバーシップ制のストリーミングサービスNetflixの公式アカウントです。
主に映画やドラマの感想や考察を共有するためのプラットフォームとして活用されています。
noteでは、Netflixの作品ページのURLを記事内に貼り付けるだけで、作品のサムネイル画像と紹介文が自動で表示される機能があります。
これはnoteの「リンクカード自動生成」機能によるもので、画像をアップロードする必要がなく、URLの情報をもとにnoteが自動的にビジュアル付きリンクとして展開してくれるため、読者にも視覚的に伝わりやすくなる機能です。
記事上で予告編の再生も可能なため、クリエイターは視覚的に魅力的なコンテンツを提供できるようになり、読者は作品の詳細情報を簡単に確認できるようになっています。
Netflixは「みんなのフォトギャラリー」機能を活用して、他のクリエイターが提供した画像を自分の記事の見出し画像として使用できるようにしています。
例えば、2025年4月23日に公開された映画『新幹線大爆破』では、映画公式のnoteアカウントが複数のオフィシャル写真を「みんなのフォトギャラリー」に提供し、ファンが感想文を書きやすくなるよう支援しています。

実際に、提供した画像をサムネイルにして映画の解説や感想を投稿しているユーザーが多く、画像も映画の雰囲気が伝わりやすいことや、自社コンテンツがユーザーにどのような評価をされているのかもわかりやすくなっています。

このように、Netflixはnoteを活用してファンとのエンゲージメントを深め、作品の魅力を多角的に伝える取り組みを行っています。
noteの機能を駆使することで、視覚的に魅力的なコンテンツ提供やファンとのコミュニケーション促進が実現されています。
THE CALBEE
カルビー公式アカウント「THE CALBEE」です。
歴史や開発秘話、社員の思いなど、カルビーにより親しみを持っていただけるようなストーリーを投稿しています。
家庭で手軽にじゃがいもを育てられる「ポテトバッグ」の開発秘話が紹介されています。
園芸離れを背景に、都市部でも使いやすい袋栽培を選び、環境に配慮した培養土を採用しています。パッケージはポテトチップスの袋をイメージし、親しみやすさを追求した結果、他のSNSで話題となりました。

このように、商品の背景やデザインを活かすことで他のSNSでも認知を広げ、取り組みの訴求にもつなげることができます。
また、こちらの記事では年に一度の企画会議の様子が初めて公開され、どんなテーマを取り上げるか、誰に話を聞くかなど、記事づくりの裏側について紹介しています。
社員同士が自由にアイデアを出し合い、“カルビーらしさ”を大切にした発信を模索している様子が記事からも伝わる内容です。
会議では、どんな記事が「カルビーらしいか」、誰の想いを届けるべきか、といったテーマを社員同士で真剣に話し合いながら決めていきます。
アクセス数やバズよりも、読者の「共感」や「親しみ」を大切にする姿勢が伝わってくるのが印象的です。カルビーがどのように「顔の見える企業」としてnoteを育ててきたのか、その姿勢や工夫が垣間見える内容のため、企業のブランディングやSNS運用の参考にしたい方にもおすすめの内容です。
5,まとめ
いかがでしたか?
noteは「誰もが創作を始め、それを続けられる環境づくり」を大切にし、広告やランキングがなく安心して使える場を提供しています。
文章や画像、動画など多様な表現でクリエイターが自由に発信でき、ユーザーもそれを楽しみ応援しています。
2025年2月時点で会員数は938万人、月間アクティブユーザーは6,574万人にのぼり、SNSのような広がりを見せながら急成長しています。
SEOに強く、始めやすさやEC連携などの拡張性も魅力です。企業は目的に応じて運用体制やKPIを整え、戦略的に活用すれば効果的な情報発信とブランド構築につながるので、ぜひ自社コンテンツに活かしてくださいね。