【ファンを生むSNS運用】ブランドらしいSNS運用と、好感度を上げるコミュニケーションについて
SNS運用を独学で頑張っている方や、SNS運用会社に委託している方の中で
「フォロワー数を増やすことや、SNSのアルゴリズムハックに躍起になっているけど、事業の成果に繋がっているのか疑問を感じている…」「SNS運用会社に相談しても、流行のバズる投稿ばかり提案されるが、ブランドの世界観とマッチしていないのでこれでいいのかと悩む…」
という方も多いのではないでしょうか?
本記事では、SNS運用における課題解決方法や、PROFITのお客さまからもよくいただく相談を含めた「自社ブランドらしいSNS運用」と「ユーザーからの好感度の醸成」について解説いたします。
この記事でわかること
- 自社ブランドらしいSNS運用における課題
- PROFITの考える「ブランドらしさ」と「SNSらしい親しみやすさ」のバランス
- 自社アカウントの好感度を上げる方法
- PROFITのユーザーコミュニケーション事例
1. 企業SNS担当者が抱えるお悩み10選
SNS運用されている方で、「自社ブランドらしいSNS運用とは何か…」や「ユーザーをファンにするにはどうしたらよいのか…」と悩んでいる方が多くいらっしゃいます。
特に企業SNS担当者が抱えるお悩みとして、以下のようなご相談を多くいただきます。このような悩みを解決するには、まずは自社ブランドについて正しく理解し、運用戦略を立て直す必要があります。
その上でユーザーをファンに変えていくために、ブランドに対する好感を醸成するための施策に取り組んでいきます。
PROFITでは、次の目次(2.「自社ブランドらしいSNS運用」のポイント)でご紹介しているように、独自の考えを交えた課題解決方法で、企業SNS担当者の方々が抱える悩みを解決することが可能です。
2. 「自社ブランドらしいSNS運用」のポイント
PROFITでは「自社ブランドらしいSNS運用」で成果を出すために、大切にしている3つの指針により
「説得力のない提案をされる」「本来の目的からずれた運用(自社ブランドらしい運用なのか?という疑問)」「自分たちのブランドを大切に扱ってくれない」
などの不安や疑問を解消し、結果にコミットしながらブランドコンセプトや世界観に沿ったSNS運用をしていくことができます。
1.最終的な結果=実益にこだわるSNS運用
PROFITでは「SNSだけ盛り上がってればよい」という考え方ではなく、最終的な結果=事業の実益や成果と捉えています。
そのため、クライアントの課題や悩みに対して当事者意識を持ち、徹底的なヒアリングをもとに、SNSの運用目的からしっかりとプランニングし、成果につなげるための運用方針や施策、KPIのご提案をさせていただきます。
クライアントの運用目的やアカウントの状態によって、最適な施策を考え、取り組んでいきます。
2.ブランディングの観点から企画、設計、運用戦略を行う
ブランディング会社を運営する、SNS運用代行のPROFITが考える「ブランディング活動」とは、商品やサービスの魅力に「ブランドらしい付加価値」をつけてユーザーに選ばれやすい状態を生み出すことですが、その考え方はSNS運用でも同じです。
第一想起されるブランドやアカウントに育てていくために、まずは多角的にブランドの魅力や強みをヒアリングし、市場をリサーチした上で、自社ブランドらしさをアカウント設計やクリエイティブ制作、コミュニケーションやマーケティング戦略に落とし込んでいきます。
3.フォロワーを定着させ、ブランドの好感度を上げていく
アカウントの成長にはユーザーからのエンゲージメントとフォローが必要ですが、「キャンペーンをたくさんやってもフォロワーが定着せずどんどん離脱してしまう」「たくさん投稿してもなかなかユーザーがいいねやコメントをしてくれない」などの課題が出てくるかと思います。
しかし、PROFITが重視している「フォロワーを増やすことよりも、アカウントに定着させることに価値を置く」という指針をもとに運用していくことで、顧客満足度向上(ロイヤリティ・ファン化)、認知拡大、フォロワーの増加を期待することができます。
また、PROFITではSNS上において好感度UP(定着)のために重要なのは、「信頼と親しみのバランス」だと考えています。
まずはブランドへの信頼感を築き、通りすがりのユーザーにもブランドを正しく理解してもらい、そのうえでブランドへの親しみが出るようなSNS運用戦略を行っていきます。
「②ブランディングの観点から企画、設計、運用戦略を行う」で解説したように、商品だけではなくブランドを構成する多角的な魅力(歴史、背景、想い、ものづくりへのこだわり、独自の強みなど)に着眼し、SNS内において立体的に発信することが大切です。
そのあとに最も重視すべき点は「フォロワーに投稿をみてもらえる関係性の構築」です。
ブランドらしさを損なわずに、みてもらえる確率や可能性をあげる方法を、インサイトの数値やアルゴリズムの動向といった定量的な部分と、ユーザーからの反応の内容や熱量といった定性的な部分をもとに仮説を立て、実行・検証し続ける運用をしています。
3. 「ユーザーをファンにする」SNSでのコミュニケーション事例
【事例1】
お菓子メーカー(仮)のアカウントで、フォロワーとの親密度を上げるためにストーリーズで質問を募集し、毎週月曜日に回答する企画を実施しました。(商品に対する質問を、毎回別の切り口で募集しました)
【本企画のユーザーコミュニケーションポイント】
- 質問の内容によって、フォロワーからの質問数が大きく差が出たため、フォロワーの興味関心度合いを知ることにもつながる。(1回目は20件、2回目のは12件)
- 本企画からフォロワーが増加し、UGC・イベント・CM関連の投稿に比べてフォロワー獲得率が高かったため、購買意欲を掻き立てる1つの要因になっている可能性がある。
- ストーリーズでのアクティブなコミュニケーション(アンケート、クイズなど)でフォロワーとのシグナルもたまり、アカウントの投稿が優先的に表示されやすくなる。
- 「親身にフォロワーの疑問や質問に耳を傾けてくれる」という信頼性や親近感が醸成されて、他の投稿への反応(いいね、コメントなど)が増える可能性がある。
【事例2】
美容メーカー(仮)のアカウントで、フォロワーとの親密度を上げるためにストーリーズでクイズを行い、回答したユーザーに対してDMでコミュニケーションをとりました。
【本企画のユーザーコミュニケーションポイント】
- コミュニケーション施策によりフォロワーの離脱率が大幅に減少した。 (2月 1.34%→7月 0.54%)
- DMでユーザーからの生の声を聞くことができ、ユーザーの趣味嗜好を知ることができた。
- ユーザーとのコミュニケーションを深めることにより、施策以前は1,000件以下だったストーリーズの平均閲覧数が、継続して1,000件以上獲得できている。
- ユーザーからのDMでのコミュニケーションが以前より増加した。
- 投稿のコメントも徐々に増加しており、ストーリーズ以外の投稿にも良い影響が出ている。
X
- ユーザーとのコミュニケーションを深めるような投稿は、RP、エンゲージメント数(いいね、コメントなど)、インプレッション数が通常の倍以上の数値を獲得することができた。
- ユーザーの特性を理解した上で、自社アカウントのオリジナルハッシュタグを作成することにより、X独自の横のつながりを創出している。
※数値はすべて参考値です。
4. まとめ
いかがでしたか?
SNS運用を続けていると沢山の悩みが出てきますよね。PROFITではクライアントのお悩みに深く寄り添い、ブランドらしい運用指針とユーザーコミュニケーションを基盤に、クライアントの課題解決のパートナーとして伴走しています。
また、【SNS運用者必見】SNSブランディングの手順の記事でご紹介しているように、SNS運用をする前には必ず「運用目的」など、アカウントの土台(目的)を決めることが大切です。
運用目的では、主に以下のKPIとすることが多いです。
SNS運用を続けていると課題が次々にでてきてしまい、悩むことがあるかと思います。
次回の記事でも自社ブランドらしい運用をするために必要な情報についてご紹介したいと思いますので、よろしければ参考にしてみてくださいね。