【SNS運用担当者必見】Instagram Reelの使い方やメリットについて徹底解説

Instagram Reels(インスタグラム リール)は最大3分(推奨15-30秒)の動画を投稿でき、短時間で楽しめることや面白い動画やペット動画だけではなく、ノウハウ系の動画やハウツー系の動画など、さまざまな動画が投稿されています。

また、アルゴリズム上でもリールは優遇されているためアカウントを始めたばかりのユーザーもアカウント規模に関係なく同じ評価を受けることができます。

本記事では、Instagram Reelsのメリットやポイント、評価軸(リールのアルゴリズム)について詳しくご紹介させていただきます。

この記事でわかること

  • Instagram Stories作成のポイント
  • Instagram Reelsのメリットについて
  • 編集部が分析、Instagram Reelsの企業事例

1. Instagram Reelsとは

最長3分(推奨15-30秒)の縦動画を作成、投稿できる機能です。

リール動画にはトレンドの動画だけではなく、ノウハウ系や、ダンス動画など数多くのジャンルが投稿されており、リールを視聴すると延々と見てしまうというユーザーも少なくありません。

短尺動画なので次々と効率よく動画を探すことができるため、ユーザーは多くのリール動画を視聴することができます。

また、コミュニケーションツールとしてリール動画を利用する以外にも、役立つ情報をリールで検索して、情報を集めるという目的で視聴されていることもあります。


2. Instagram Reelsのメリット

現在のリール動画では「ユーザーを楽しませるコンテンツ」が注目されているため、立ち上げたばかりの企業アカウントなどでも、発見タブなどでフォロワー以外のユーザーにコンテンツを届けることが可能になりました。

リール動画の最大のメリットは企業の情報をユーザーに認知してもらいやすいことや、それが拡大して宣伝効果やフォロワーの増加に繋がりやすくなるという点です。

また、2024年5月にMeta社から発表されたアルゴリズム改訂では、以前はフォロワーの少ないアカウントが投稿したリール動画は、フォロワーの多いアカウントに比べてリーチしにくい傾向にありましたが、その仕組みが変更されました。

現在はフォロワーが多いアカウントも少ないアカウントも同じように、リールがInstagram上で優遇されています。(この改訂はTikTokやYouTubeショートへの対抗策だとも予想されています)

なぜリール動画が認知拡大に特化しているのかというと、以下の理由が含まれます。

①自社アカウントへの流入が期待できる

リール動画は、フィード投稿のように「発見」タブに表示されることや(アルゴリズムが優遇されているため、新しいアカウントでも表示されやすくなっています)リール動画はフィード投稿よりも「発見」タブに大きく表示されるため、フォロワー以外のユーザーへの認知拡大が期待できることや、投稿した動画のリーチ数やエンゲージメント数、自社アカウントの新規フォロワー獲得にも繋がる可能性があります。

また、リール動画はフォローしていないアカウントの投稿もランダムに表示されるので、好きなジャンルのリールだけでなく、新しいジャンルや役立つ情報に触れることができます。

多くのリールは数秒から20秒程度と短く、ユーザーの興味関心や行動履歴によって親和性の高いコンテンツがおすすめ表示されるので、自社アカウントに興味を持ちやすい層にリーチすることができます。

②ハッシュタグからの流入が見込める

リール動画は、キャプションにハッシュタグを入れることができるため、フィード投稿と同様にハッシュタグ流入を狙うこともできます。

ハッシュタグの選定方法については以下の記事で紹介しているので、是非参考にしてみてください。

【SNS運用者必見】Instagram投稿ネタのリサーチ方法とは?

③フィード投稿よりもみてもらいやすい

現在、リール動画はキーワード・ハッシュタグ検索・発見タブなどで表示されやすくなっています。

また、動画は動きがあるため短時間で多くの情報を伝えたいときや、静止画像では分かりづらい情報をユーザーに訴求することに効果的です。

④アルゴリズムにより自社アカウントの評価が上がる可能性ある

ユーザーが過去にいいね、保存、シェア、コメントをした投稿などからそのユーザーが興味・関心をもちそうなリール動画を集め、興味の度合いの予測に基づいて動画を表示させます。これは前述の通り、フォロワーが少ないアカウントであっても、公平に判断されるように改善されました。(こちらはリールのみが対象です)

現在フォロワーが多いアカウントのリーチが優位であることに変わりありませんが、この改善により、アカウント規模に関係なく同じ評価を経てリール動画のリーチ・エンゲージメントが拡大するようになります。

また、最近新たなアルゴリズムに更新されたことにより、リールで重要なシグナルと優先度では、

本人のアクティビティ

ユーザーが最近アクションを行ったり、興味・関心を示したりしたリール動画を分析しています。これはユーザーの興味・関心に関連性が高そうなコンテンツ学習につながっています。

投稿者とのやり取りの履歴

フォローしていないリール動画だったとしても、表示された動画のユーザーと過去に交流があれば、ユーザーがシェアした動画の内容にどれだけ興味を持っているか判断しています。

リール動画に関する情報

画内で使用されているオーディオトラックやビジュアルなど、動画のコンテンツの人気度や内容に関するシグナルです。

投稿者に関する情報

広い範囲から魅力的な動画コンテンツを探し、フォロワー数やエンゲージメントレベルといった人気度のシグナルを考慮しています。

他にもコンテンツ単体がフォロワー外のユーザーに魅力的な内容であることを意識して制作し、ユーザーの興味・関心を惹きつけ、以下のようなアクションを生み出すことができたかということが大切です。

  • リール動画を再シェアする
  • 動画を最後まで見る、「いいね!」する
  • 音源ページに移動する

3. Instagram Reelsを拡散するためのポイント

より多くのユーザーに動画を視聴してもらうためには、以下の内容を意識して作成してみましょう。

冒頭に重要な情報を取り入れる

最後まで動画を視聴してもらうためには、冒頭にインパクトのある映像を取り入れることが重要です。最初にユーザーの心をつかめると、離脱する確率が低くなります。

トレンドの楽曲を使用

トレンドの楽曲を使うと、ユーザーが動画を発見しやすくなります。また、視聴回数も伸びるため、リール投稿でよく使われている楽曲が何か事前に調査しておくことをおすすめします。

トレンドの楽曲については、TikTokのトレンドチェックも参考になります。

※プロアカウントでは利用できる楽曲に制限があるため、事前に使用できる楽曲かどうかを調べておくか、個人用アカウントやクリエイターアカウントの切り替えをおすすめします。

テンポの良い動画

長尺の動画よりは短い動画(15-30秒)のほうがユーザーは隙間時間で視聴することができるため、短尺でテンポの良い動画を作成しましょう。例えば、短いカットを繋ぎ合わせたり、動画を早送りにしたりして飽きない工夫をしましょう。

リプレイされやすい内容を意識する

ターゲットや目的に合わせた情報を発信することは前提として、テロップをいれてユーザーが見返したくなる内容や、動画を1.5倍速にして1回で動画の内容が理解できないようにして滞在時間と視聴維持率を高くするなどの工夫をしてみましょう。

投稿する時間帯

以下のような時間帯(Instagramのアクティブユーザーが多い時間帯)に合わせて投稿すると、動画の視聴回数を伸ばす要因に繋がります。

  • 平日7:00〜8:00
  • 昼間12:00〜13:00
  • 夜間20:00〜22:00

新機能の使用

リールの新機能を活用することで、他のリールとの差別化ができユーザーの興味関心を惹く可能性が高くなります。


4. Instagram Reels他社事例

fifth/フィフス

ファッション通販サイトfifth(フィフス)の公式アカウントです。同じアイテムを身長別やカラー別で着比べたリール投稿や、購入前にユーザーが気になりそうな各商品ごとの情報やおすすめのコーディネートなどを発信しています。

実際に商品を着用している店員が説明しているので、情報への信頼性も高い内容となっています。

ANA|Japanese Airline

トレンドコンテンツにあわせてANAの社員が踊っている動画は、再生回数約208万回と非常に高い数値となっています。

こちらの「しかのこダンス」はTikTokやYouTubeショートでも人気のトレンドコンテンツとなっており、ANAのアカウントは短尺動画のトレンドもしっかりと追っているアカウントだと分析することができます。

また、キャプション内ではユーザーへの質問を行っています。中にはこの投稿をきっかけにフォローしたというコメントもみられました。

GATEAU DOG(ガトードッグ)

犬用の誕生日ケーキを販売しているアカウントで、目的に応じてリールとフィードが使い分けられて投稿されています。

リール動画ではフォロワーだけではなく幅広いユーザーにリーチできる可愛い犬の動画を紹介し、フィードはアカウントをフォローしているユーザー向けにケーキの注文(購買)に繋がるような商品紹介を投稿しています。

リール

リール動画では犬種を親しみやすい雰囲気で紹介しており豆知識もいれているので動画を最後までみられる工夫や、大きい文字のテロップをいれることでユーザーに情報が伝わりやすく、みやすい内容のリール動画です。

フィード

フィード投稿では注文された犬用ケーキの紹介をしています。キャプションではデザインのこだわりケーキの原材料から色付パウダーに使用した素材までユーザーが注文時、気にしそうな情報を詳しく紹介しています。

Plan•Do•See Inc. リクルート【公式】

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Plan•Do•See Inc. リクルート【公式】(@pds_recruit)がシェアした投稿

リクルート専用アカウントらしく入社した理由や業種ごとの1日スケジュールなどの基本的な情報だけではなく、一問一答で「あなたにとってアイドルとは?」という砕けた質問やインフルエンサーとのコラボ投稿などを通して、「働きがいのある会社ランキング」に殿堂入りしたPlan•Do•See Inc.で働く方々の人柄や企業での働き方・取り組みが伝わりやすくなっています。

動画では人にしか提供できない価値のあるホスピタリティ業界であり、人がサービスの基盤になっているという考えを元に、魅力ある社員を軸にした内容が多く投稿されています。

また、Plan•Do•See Inc.の採用サイトでは「最新のPlan•Do•See」というコンテンツを掲載し、投稿された社員のリール動画をコンテンツ化しています。


5. まとめ

いかがでしたか?

現在のリール動画はただ楽しいコンテンツを作成するというだけではなく、情報の信頼性が高くユーザーとのコミュニケーションを図ることができる動画が重要視されてきています。

自社アカウントの成長に繋がるリール動画を作るためには、本記事に記載されているようなメリットやポイントを参考にして競合やトレンドの分析をしていくことが大切ですね。

ユーザーコミュニケーションをどのようにすればいいのか迷った場合は、以下の記事で紹介しているので是非参考にしてみてください。

【ファンを生むSNS運用】ブランドらしいSNS運用と、好感度を上げるコミュニケーションについて